矢島とぺちゃのシネマ大好き「ディープ・ブルー」

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		このページは声優・矢島正明とその弟子である私・ぺちゃという、感性と嗜好の非常に似通っている二人の、主観的かつ独断的なおしゃべりを文章に起こしたものであって、間違っても映画評論などという高尚なモノを書いてるつもりは毛頭ございません。どうぞご了承下さい。					提携サイトも訪問していただけるととっても嬉しいです ↓↓↓m(_ _)m↓↓↓
		「ディープ・ブルー」
		演出	アラステア・フォザーギル	脚本	アンディ・バイヤット
		出演	お魚さんたち／白熊くん親子／（ナレーション）マイケル・ガンボ
		あらすじ＆詳細	地球の表面積の実に70％を占め、膨大な生命を育む海。隊列を組んで海を渡りながらジャンプを競い合う、陽気なハシナガイルカ。まだ満足に泳げない子供のアシカを狙い、浅瀬まで乗り上げてきたシャチの決死の狩り、その残酷な結末。透明な体を青く輝かせ、無数に漂う幻想的なミズクラゲ。外敵から身を守るため、巨大な塊となって素早く逃げ回るイワシの大群と、海鳥やイルカ、サメの激しい攻防…。カメラは世界中の海を尋ね、あらゆる生物の営みを捉えていく。　製作７年、ロケ地200ヶ所、撮影7000時間。奇跡と執念の海洋ドキュメンタリーが生まれた。スタッフはまず、丸一年かけ何百人もの科学者に会い、綿密なリサーチを行った。その後、危険で困難なサメや北極圏の撮影にはその道のプロカメラマンの手を借り、20もの撮影チームを組んで世界中に配したが、それでも撮影に４年半かかったという。　深海の撮影では、映像を提供する条件で科学者に潜水艇を借りたが、高性能カメラの鮮明な映像で新種を発見、学会を驚かせた。こうした迫力の映像を、説明は極力排した詩的なナレーションと、映画音楽を初めて引き受けたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が壮大に彩っている。

		矢島	何と言っても、白熊くんがかわいそうだなあ。
		ペチャ	エー？私は、シロイルカが白熊に捕まらなくてホッとしましたけど。
		矢島	シロイルカは群れで生きてるけど、白熊は一人ぼっちだからね。
		ペチャ	小熊がいるじゃないですか。家族でしょ。
		矢島	あれだって、親熊の責任の内なんだから、孤独であることに変わりないよ。
		ペチャ	それじゃ、子鯨をシャチに殺される母鯨は、もっと可哀想で、孤独じゃないですか。
		矢島	白熊が孤独に思えるのは、陸上の生き物だからだと思うな。海の中の生き物は、一匹だけで生きていても、海に包まれる事によって、皆が繋がっているように思えるんだ。殺したり殺されたりしながらも、海の中で行われることは、すべて大いなる母の胎内で起こっている事のように思えるんだよ。でも、生き物は進化の過程で陸に上がった途端に、孤独になってしまったんだよね。海は優しい母で、大地は厳しい父なんだ。神様は残酷な試練を我々に与えたんだと言う気がするな。
		ペチャ	うーん、なるほど。分かる気がします。私は、深海でクルクル回ってる、ピンポン球みたいな透明のクラゲが気に入っちゃいました。前にも進まず後ろにも行かず、その場でただただクルクル回っているあの無意味な生き方が、何か、我とわが身を見ているようで・・・。時々、「私、ここにいます！」って感じで光を発するんだけど、イマイチ光量が足りなくて、効果が無いんですよ。（笑）ところで、音楽は先生の好きなベルリンフィルでしたけど・・・
		矢島	え、そうだったの？でも、音楽よりも水の音の方が心地よくて、印象に残っているな。それだけ、音楽が映像に自然に溶け込んでいたと言う事なのかも知れないけれど。
		ペチャ	私は、ダイビングに良く行くので、これほどの映像を撮るのがイかに凄くて大変か良く分かります。取材クルー、特にカメラマンに只々感心すると共に、こんな情景を目の当たりにできるなんて、何て幸せなんだろう！日本のホタルイカ漁の撮影もしたそうですよ。
		矢島	その映像はどうなったの？
		ペチャ	素晴らしい映像が撮れたそうなんですが、尺の関係で、編集の段階でカットされてしまったそうなんです。残念！いやしかし、このところ暑い日が続いていますが、これを観れば涼しくなること請け合いですよ。特に、今何かにとても悩んでいる人に、この映画を是非観て欲しいと思います。この壮大な自然の営みの前には、人間の悩みや、生き死にすら、取るに足りないもののような気がしてくるんです。

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