矢島正明 公式ホームページ サイト・マップ | ||||||
矢島正明 公式HPトップ | 矢島正明 出演番組 | 矢島の本棚 | 矢島とぺちゃの観劇日記 | イベントのお知らせ&ご報告 | 矢島正明のエッセイ | |
矢島正明 プロフィール | 矢島正明 朗読の世界 | 矢島のCDラック | 矢島とぺちゃのシネマ大好き! | 管理人(ぺちゃ)からの ご挨拶 | リンク集 | 管理人日記 |
矢島正明 公式ホームページ サイト・マップ |
矢島とぺちゃの観劇日記 |
提携サイトも 訪問していただけると とっても嬉しいです ↓↓↓m(_ _)m↓↓↓ |
||||||
このページは声優・矢島正明とその弟子 である私・ぺちゃという、感性と嗜好の非常に似通っている二人の、主観的かつ独断的なおしゃべりを文章に起こし たものであって、間違っても劇評などという高尚なモノ を書いてるつもりは毛頭ございません。どうぞご了承下さい。 | |||||||
「求塚」 |
|
|
|||||
演出 | 鐘下辰男 | 脚本 | 鐘下辰男 | ||||
出演 | 吉本多香 美/千葉哲也/今井朋彦/佐戸井けん太/藤井びん/品川徹 | ||||||
あらすじ & 詳細 |
昨年秋にスタートした、野村萬斎監修の“能の現代化”に挑む新シリーズ。第2弾は、観阿弥作の「求塚」を、THE・ガジラの鐘下辰男が新たな命を吹き込む。 鐘下版『求塚』は、ニュータウン(新興住宅地)と隣接した古い村(龍神村)が舞台。楠木家にはふたりの娘がいて、その父親は楠木武雄(品川徹)。母親ミ ツ子はすでに亡くなっていて、いまは下 の娘の月子(吉本多香美)が面倒をみている。どちらかといえば地味な性格の月子には、ニュータウンの学校・宮田学園の美術教師をしている夫・忠司 (藤井びん)がいる。そして、月子の姉・輪子(吉本二役)は「ある事件」を起こし服役中…。龍神村の男であり、輪子・月 子の姉妹と浅からぬ因縁をもっていそうな男が新堂(千葉哲也)。この男を、このニュータウンで起きた「いくつかの事件」を調べにきたフリーライター瀬 川(今井朋彦)が取材する。取材は新堂だけにとどまらず、この希望が丘ニュータウンが誇る私立学園・宮田学園の学園長・宮田(佐戸井けん太)にも及んでい く。瀬川は10年前に起きた前代未聞の猟奇的殺人事件「龍神村幼児殺害事件」の犯人・楠木輪子 の手記を手に、新堂(千葉哲也)をたずねる。新堂は、このあたりでは、「龍神村幼児殺害事件」の「被害者の親」として――さらには「犯人の不倫相手」として――知られていた存在だった。その服役中の犯人こそが、新堂を愛した女、楠木輪子。しかし、新堂のいた場所は、なんと拘置所。新堂 は昨年の「正月祭り」の夜に、輪子の妹・月子の息子を殺したとして拘留されていた。 |
||||||
矢島 | (観終わってロビーに出る廊下を歩きながら)あー、つまんなかった | ||||||
ペチャ | えっ、つまんなかったですか? | ||||||
矢島 | まず、役者が背中を向けて喋っているときに、台詞がよく聴こえなかったのが一番不満。 ラストに向かって、話が収斂(しゅうれん)していくのではなく、どんどん拡散していくので、何が言いたいのかが全く判らない。最後に吉本多香美さんが池に手を差し伸べるのも、どういう意味なのか解らないし。 |
||||||
ペチャ | 確かに、最初に登場する姉・輪子の犯した犯罪を中心にした話だと思っていたら、いろんな人がどんどん出てきて、途中から妹・月子の子供が殺された話が中心になってしまいましたよね。 参考文献の中に『地獄の季節ー「酒鬼薔薇聖斗」がいた場所』と書いてありましたが、私はこの芝居を観ていて、もう一つの事件を思い出しました。 |
||||||
矢島 | どんな? | ||||||
ペチャ | OLが不倫相手の子供を焼き殺したという、とても ショッキングな事件ですが、シュチュエーションがそっくりなので。 パンフレットを読むと、「能の『求塚』の中には、男女の悲哀だけではない異なる二つの共同体の狭間に置かれた一人の女の姿が垣間見られる」とありますが、希望が丘ニュータ ウンと龍神村の関係もよく判らないですよね。隣接しているようでもあるし、龍神村が新興住宅地になって希望が丘ニュータウンに変わったようでもあるし。 でも前回の「KASANE」のテーマも、「共同体の中での女」だったようですが、鐘下さんは、そうしたテーマがお好きなようですね。 |
||||||
矢島 | そうだね。犯罪の原因が地域社会の中にあるかのように仄めかしているけれど、それも有耶無耶なままに終わってしまっている。 瀬川役の今井朋彦さんは、新国立で「コペンハーゲン」(01年)を観て以来、 とても好きな役者さんなんだけど、今回の彼はスタンダードに演っていたな。と言う感じ。でも、彼の台詞の量はかなりのものだから、覚えるだけでも大変だ。 だけど、鐘下さんの舞台って、いつも役者に不必要にどならせる演出が好きじゃないんだよね。「もっと普通に喋ればいいじゃない」と思っちゃう。 |
||||||
ペチャ | どなると、よけい台詞が聴き取り辛くなってしまい ますしね。 さっき、先生がロビーで「つまんなかった」って言ったとき、ちょうど鐘下さんが横を通っていきましたよ。(笑) |
||||||
矢島 | えっ!ホント?でも、まあ、その程度の印象しか観客は持たない、と言うことが、 少しは演出家の耳に入った方がいいんじゃないかなー? それに、ご本人だって、こ れでいいとは思っていないだろう。 |
||||||
ペチャ | えー、そうでしょうか? | ||||||
矢島 | そりゃ、そうだよ。ダメな部分は演出家が一番解っているはずだよ。この脚本は「能」を現代化するという企画物なんだよね。鐘下さんも、随 分苦労して書いたんじゃないかな。でも、楠木武雄役の品川徹さんが、突然、能を舞いだすというのは、ちょっと無理がある。話の内容は、能の「求塚」とは全然関係ないし。しかし、観ていて、「いったい、何やってるんだ!?」みたいな、腹立たしさを感じる芝居ではなかったけどね。 |
矢島正明 公式ホームページ サイト・マップ | ||||||
矢島正明 公式HPトップ | 矢島正明 出演番組 | 矢島の本棚 | 矢島とぺちゃの観劇日記 | イベントのお知らせ&ご報告 | 矢島正明のエッセイ | |
矢島正明 プロフィール | 矢島正明 朗読の世界 | 矢島のCDラック | 矢島とぺちゃのシネマ大好き! | 管理人(ぺちゃ)からの ご挨拶 | リンク集 | 管理人日記 |
矢島正明 公式ホームページ サイト・マップ |