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矢島正明 エッセイ 「時の過ぎゆくままに」 (13)

 

「TVシリーズ 『ナポレオン・ソロ』 ソロのキャラクター作り」


「ナポレオン・ソロ」の前に、「バークにまかせろ」という若山弦蔵さんがやっていらしたシリーズがありました。

これが非常に洒脱なバークだった。

翻訳家も篠原慎さんという「ナポレオン・ソロ」を翻訳された方と同じ方。

ですから、いわゆる「オネエ言葉」を使うということを、「バーク」がまず確立したのです。

ですから、「ナポレオン・ソロ」が始まったときに、まったく同じ文体のせりふがきたわけです。

それをどんなふうに僕がやったとしても、これは若山弦蔵さんの亜流にならざるを得ないかなという、そういう危惧がまずありました。

だから、バークとは違う、あくまでもロバート・ヴォーンの「ナポレオン・ソロ」ですから、ロバート・ヴォーンとマッチしたオネエ言葉を言わなければならないと思いました。

最初に単純に考えたのは、若山さんの低音の魅力に対して、僕はなるべく頭部共鳴、顔面共鳴を使って、できるだけ高いほうの声を主体にして、それで、彩として低音をちょっとずつ加えていこうという声の上の発想が、まず第一にありました。

あとは、これは吹き替えの原則ですけれど、ロバート・ヴォーンの演技のリズムをどうやって掴(つか)むか。

どうやってロバート・ヴォーンについていくかということ。

それが言ってみればすべてなんですけれど…

たまたまロバート・ヴォーンが本来持っているひとつの生理的なリズムというか。

そういうものは、割と僕の持っているリズムと似ているんです。だから、非常にやりよかった。

ウィリアム・シャトナーと対比すると、ヴォーンのほうが自然体でやれました。

ウィリアム・シャトナーの場合は、ひとつ気張って、「よし、違う自分を演じるぞ」という気持ちを持つというか…

そういう違いがあったと思います。

「オネエ言葉」は、新しさを出したかったんじゃないでしょうか。

言ってみれば、その前にちょっと西部劇ブームの時代もありましたので「動くと撃つぞ」とか、「なになにだぞ」とか、そういうストレートなせりふが多かった。

それを「なになになのよ」と言ったほうが、都会的な洒脱味が出るだろうというふうに、おそらく「バーク」のスタッフが考えた。

若山弦蔵さんも一緒に考えた。

昭和40年当時では、あの文体は非常に新しい感じがしたんだと僕は思います。

それで人気が出たんじゃないでしょうか。

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